植物にとってアブラムシの吸汁行為は怖くはありませんが、伝染病の媒体となるため、野菜にかかったウイルス病を次々と伝染させていってしまい、甚大な被害のもととなります。コナジラミにいたっては、吸汁行為により植物の生育を遅らせたり、発生量によっては枯死にさせることもあります。駆除しようとしても、成虫と卵では効果もありなしとなり、辛抱強い戦いを必要とします。

弊社は至ってシンプルに考えました。「駆除が難しいなら、来させなければ良い」という発想で、試行錯誤しました。最終的に、強い反射光によりそれら害虫の飛来を避けるというものでした。シルバーマルチシートなどの反射資材と同じ原理で、アブラムシ類、コナジラミ類、アザミウマ類の害虫の飛来を抑制することを試みました。また、それらの作業が瞬間で済むようになれば、手間も低減できると考えました。一枚の反射プレートで折る、曲げる、敷く、吊るす、差し込む、様々な使い方が出来るようにしておけば、色々な条件下で害虫避けが出来るのではないかと。

反射光は人間もまともに凝視出来ないほどの強力なもので、今後さらに使用用途を市場の声とともに見つけていきます。現在販売中のものは主に、プランター、田畑、花壇、果樹用です。特殊加工のステンレス剤は、過去からその存在は認知しており、反射シート以上の反射力でさらに商品価値を高めました。また、ハウス用のリクエストもあり、現在試作品提供中です。